君は今何処を見てるの?
囀る鳥?過ぎていく雲?果てしなく続く空?
私はその中にいるのかな?
今、私の声が聞こえてる?
ちゃんと私を見て?ちゃんと私の声を聞いて?
目をそらさないで。他の声を聞かないで。


君が話をそらす理由を知っているよ。
大きな夢を見つけたんだね。
諦めかけていた。
そんなときに思わぬ掴んだチャンスはどんなものも、存在も、叶わないことはわかってる。
その場所に私が行けないこともわかっているよ・・・
私を置いていこうとしている君にも気づいてる。


だから、なおさら、ちゃんと私の声を聞いて欲しい。


この言葉を。


終わりの無いこの歌を。


私は行くことが出来ないから、せめてこの歌だけでも持っていって欲しいんだ。
これから君がぶつかるだろう幾つもの壁、悩むだろう幾つもの分岐点。
その場面場面でこの歌を思い出して、そして君を愛した人がいたことを覚えていて欲しい。


今まで側にいてくれた君にとても感謝しています。
別れを決めた君を誇りに思います。
だからちゃんと「さよなら」は言って行って下さい。
もう、“今”には戻れないことを確認したなら、そのまま振り返らず行って下さい。


愛していました。これからも愛しています。


今、この瞬間が私達の一つ目の分岐点だと思うのです。


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