ム・ゲン 緋色途 『無』は『有』を生み、『有』は『無』に帰す。 『無』は全ての始まりの意。 最も優れ、最も愚かである存在が『無』であることを願い【幻】と書く。 最も優れ、最も愚かである存在が『有』であることを願い【現】と書く。 時の流れに縛られる最も優れ、最も愚かな存在よ。 貴様は幻世に居るのか・・・それとも現世か・・・。 在りし世に気付く時、『無』は『有』を生まず、全ての終わりの意となる。 夢から目覚め、夢中での存在を忘れる様に・・・。